Part Insights
Experienceの紹介

サプライチェーン

設計しながら重要なサプライチェーン機能を使用

Part Insights Experienceにより、今までの作業方法を変えることなく、常に利用でき、常に正しく、常に有効なコンポーネントのリアルタイムの供給情報を使用してデザインを作成できます。コンポーネントの入手可能性について心配せず、設計により集中できます。

"Always there" image

設計の全ての段階にわたり、サプライチェーン機能を常に使用できます。

ようやく、サプライチェーンのデータが真に有用な形で見られるようになりました。必要に応じたコンポーネントを簡単に選択でき、入手できない、または使われなくなった部品を気付かずに選んでしまう心配もありません。供給量が限られている、または製造終了になるコンポーネントが各プロジェクトで使用されている場合、製造上のリスクの警告が示されるので、すぐにリスクを識別できます。詳しくはこちら

"Always right" image

作業中に正確な入手可能性の情報をリアルタイムで得られるため、常に適切な部品を選択できます。

効果的なBOMツールと、OctopartやIHS Markitデータベースとの統合が設計環境内で行われ、確実なリアルタイムの供給情報が得られます。300を超える販売代理店から、10億を超える部品について集約された高精度のデータにより、従来とは一線を画した確実な部品の選択が可能になります。Part Insights Experienceでは、十分な情報に基づいて設計上の決定を行えるよう、代替部品の提案も行います。詳しくはこちら

"Always on" image

設計作業は、これまでと変わりありません。Part Insights Experienceが組み込まれ、部品の選択の手引きとして使用できます。

Part Insights Experience機能は、設計環境とシームレスに統合されているため、設計環境内では常にサプライチェーンのインサイトがリアルタイムで得られます。新たな操作を覚える必要はなく、ツールのインストールも必要ありません。Part Insights Experienceは、いつでも使用でき、設計に役立ちます。詳しくはこちら

PCBの改良

Altium Designerでは、プロジェクトの構想から製造までの全てを、統一された設計環境でシームレスに行うことができます。Altium Designer 22では、製造上の考慮点を設計プロセスに組み入れることが、従来よりさらに推し進められています。製造仕様の管理に時間を取られることが少なくなり、優れたデザインを作成することに集中できます。

Altium Designer 22には、PCBデザインを製造で使用できるように保証するための役立つ効果的な機能があります。どれだけ複雑な基板でも、設計を容易に最適化できます。

新しいPCBテクノロジー認識機能により、デザインの製造に影響を及ぼすような重要なPCBの特徴を簡単にモデル化できます。Altium Designer 22では、新しい基板の各種の特性、たとえばcounterbore (座ぐり穴)/countersink hole (皿穴)、IPC-4561ビアタイプなどをデザインの中にモデル化できます。

配線は、多くの時間を要する作業です。設計者が、特定の設計要件を満たすため手動のプロセスを使用する必要がある場合、特に多くの時間が必要です。

Altium Designer 22では、従来よりも配線を簡単に行えます。拡張したインテリジェント配線は、ベストプラクティスを使用し、それらに自動的に遵守することで、手動での配線を減らします。また、ユーザーはより直感的で使いやすいインターフェースを使用できます。これらの改良点により、BGAの配線、パッドへの接続、レイアウトのクリーンアップなど、最も繊細な設計の分野のいくつかで、高品質な自動配線が可能になります。

Altium Designer 22には、ソルダーマスクの仕様を的確に伝えられるようにする新機能が含まれているため、設計段階における障害を回避し、これまでよりも迅速に製造段階に移ることができます。

ソルダーペーストの設定に、パッドの相対サイズをパーセント単位で指定する、デザインルールのペーストを有効/無効にする、ソルダーマスクを3Dで表示するなどの機能を導入しました。また、ソルダーペーストマスクのファイルの出力を生成し、バリアントを生成するオプションも追加しました。

Altium 365®

Altium 365の設計プラットフォームは、PCB設計、MCAD、データ管理、チームワークを統合します。プロジェクトのリアルタイムの状態をチームメンバーや製造業者はもちろん、顧客とも共有でき、設計作業を進めている場所を離れずにレビューやマークアップを行うことができます。革新的なコンポーネント管理機能により、リアルタイムのライフサイクル インサイトに基づいた設計が保証されます。

コンポーネント ライブラリは、時間とともに大きくなっていきます。新しいデザインを作成するたびに、さらにコンポーネントが追加されます。時間が経過するにつれて、ライブラリには旧式の部品、重複したエントリー、不必要な情報が大量に含まれるようになり、部品の選択と製造の速度が低下します。

Component Health Monitorは、重複したエントリー、旧式の部品、使用されないデータ、その他重要な問題点にフラグ付けすることで、ライブラリを最新、かつ有益な状態に維持するために役立ちます。コンポーネント ライブラリを適切に維持すると、供給に関する問題点を軽減できます。Altium 365のComponent Health Monitorでは、コンポーネントについてのインサイトを簡単に得ることができます。

Altium 365の改良されたデザイン比較機能により、回路図の変更点をグラフィカルに比較できます。デザインへの変更、変更したメンバー、およびチームのメンバーが記載したコメントを明確に参照できるようになりました。これらの機能により、全員に情報を伝達し、進捗を追跡し、設計を進めることができます。全ての操作は、ブラウザーやAltium Designerから簡単に行えます。

シミュレーション

Altium DesignerのSPICEシミュレーション ツールでは、デザインのシミュレーションを容易に行って結果を追跡でき、全ての操作は1か所で行えます。Altium Designer 22では、シミュレーション ツールが改良され、回路の品質と安定性を簡単に参照できるようになっています。

Altium DesignerのSPICEシミュレーション ツールにモンテカルロ解析が搭載され、測定された値から、読み取りやすいヒストグラム表示や、point-to-pointのプロットを生成できるようになりました。

回路の感度を把握することは、設計プロセスの重要な部分です。一部のコンポーネントは、回路の出力特性に大きな影響を及ぼす可能性があります。感度解析を行うと、回路の適切な安定性を保持しながら、どのコンポーネントがデザインの目的を満たすかを決定できます。

効率的なPCB設計と"つながる"体験を実現

任意の角度による配線

密集したプリント基板上の障害物を巧みに避けながらBGAの奥まで配線することで、追加の信号層が必要ありません。インテリジェントな障害回避アルゴリズムを使用すると、正接円弧を使用して障害物を回避でき、基板面積を最も効率的に使用できます。

スライド

特に個々のアークと蛇行のチューニングを編集する必要がある時、シグナルインテグリティを改善するためのトレースの編集には時間がかかる場合があります。そのため、Altium Designerは、このプロセスを高速化するために新しいglossエンジンと高度なpush and shove機能を組み込み、ユーザーは生産性を向上させることができます

インタラクティブなPropertiesパネル

最新のpropertiesパネルでは、オブジェクトや機能の設計をわかりやすくしました。関連プロパティ、サプライヤー情報、ライフサイクル情報に至るまで、すべてリアルタイムで表示されます。

回路図のレンダリング

Altium DesignerのDirectXにより、スムーズ、かつ迅速に回路図を扱うことができます。この新技術によりズームがスムーズになり、パンによってコピーアンドペースト機能が劇的に高速化しました。

回路図のダイナミックデータモデル

大きな回路図を不用意に再コンパイルすると、かなり時間を取られることがあります。そのため、Altium Designerでは、新たにダイナミックデータモデルを採用しています。これにより、コンパイルがバックグラウンドで継続的に実行されるため、デザイン全体をコンパイルする必要がなくなりました。

時間ベースで配線長を一致

高速デジタル回路は、信号とデータが時間通りに到着することに依存しています。トレースのチューニングが不適切である場合、伝送時間が変動し、データエラーが大量に発生する可能性があります。Altium Designerでは、トレース上の伝播時間を計算し、高速デジタル信号の伝送時間を同期できます。

Creepage Distanceルール

対象信号間で非導電性表面と基板端の沿面距離が、指定した沿面距離と同じ、またはそれ以下である場合、この新しいデザインルールにより違反のフラグが表示されます。

リターンパスのチェック

適切なリターンパスが提供されていないと、高速信号によってクロストーク、データエラーが発生したり、放射される可能性のある電磁場が生成される可能性があります。適切なリターンパスにより、非常に低いインピーダンスを介してノイズ電流がGNDに戻り、問題が解消されます。Altium Designerでリターンパスを監視し、すべてのリファレンス ポリゴンのリターンパスの整合性をチェックするため、ユーザーが手動で行う必要はありません。