Press Release
TÜV NordによるTASKING VX-toolset for TriCore/AURIXの認定
Altium LCC (ASX:ALU、本社:米国カリフォルニア州サンディエゴ、以下アルティウム)の組み込みコンパイラを提供するTASKING部門は、TASKING VX-Toolset for TriCore/AURIXが安全規格ISO 26262、EN 50128、ISO 25119に準拠した適格なツールとして認定を受けたことを発表しました。
2020年1月21日 アメルスフォールト (オランダ) 発 - 性能、信頼性、安全性。
TASKING VX-toolset for TriCore/AURIXは、TÜV-Nordの安全性の専門家によって、自動車、農業、林業、鉄道などの業界におけるセーフティクリティカルソフトウェアアプリケーションの開発において認定されました。TriCoreコンパイラツールセットは、安全規格ISO 26262の開発ツール向けの要件を満たしました。また、安全整合性最高レベル(ASIL-D)を満たす必要があるソフトウェアの開発において認定されています。認定されたユースケースは、Tool Confidence LevelのTCL 3に対応しています。これは、高度なコード最適化が採用されている場合でも、コンパイラが安全性要件を満たすために最も高いレベルの信頼性/信用性を提供することを指します。これによりTASKINGのお客様にかかる労力が軽減されます。
この認定により、安全マニュアルに記載されている推奨事項に準拠する際に、お客様は追加の証明を行うことなくTASKING VX-toolsetをセーフティクリティカルアプリケーションの開発に使用できます。これとは著しく対照的に、その他のソフトウェアツールでは、ユーザー自らがツールの証明作業を実施する必要があります。この新しい認定により、TASKINGユーザーは、より迅速に製品を市場に投入でき、追加の認定プロセスのコストがかかることはありません。
インフィニオン・テクノロジー社の32ビット自動車マイクロコントローラーのツールラインマネージャーであるGerd Punsmann氏は次のように述べています。
「TÜVによるTASKING VX-toolset for TriCoreTM/AURIXTMバージョンv6.2r2の認定は、自動車業界や産業市場に安全性に関連する製品やサービスを提供する当社の共同活動におけるTASKINGの次のマイルストーンを表します。これにより、当社のお客様はこれらの市場において、アプリケーションの安全性対応をさらに効率的に行うことができます」
TASKING VX-toolsetは、安全規格のツール資格要件であるEN 50128(鉄道アプリケーション)SIL 3およびISO 25119(トラクター)安全水準AgPL dも満たしています。
TÜVの証明書は、TASKING.comでダウンロードできます。関連するTÜV評価レポートはTASKINGの営業担当者から入手できますが、有効なTASKING Compiler Qualification Kitライセンスを持つお客様であれば無料です。
2020年2月、ドイツ開催の「embedded world 2020」でTASKINGのブース (4-371) で、マルチコアシステムの安全性と組み込み開発ツール関連の最新情報を紹介します。
TASKINGについて
TASKINGはアルティウム(ASX:ALU)の商標です。TASKING開発ツールは、自動車メーカーと世界最大の一次サプライヤーによる、従来の自動車と電気自動車の両方の組み込みマイクロコントローラーベースのパワートレイン、車体制御、および世界中のADAS関連アプリケーションの開発に使用されます。お客様は、TASKING開発ツールを信頼して最適な信頼性、安全性、性能を達成する一方で、更に豊かな次世代アプリケーションを開発します。
※当資料は、オランダ時間2020年1月21日にオランダで発表されたプレスリリースの抄訳版です。原文はこちらよりご覧ください。