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親ページ: Altium Infrastructure Server
Altiumソフトウェアインストールをオフラインにしておく(インターネットから切り離す)必要がある組織に対しては、インターネットベースのAltiumライセンスサービスからではなく、ローカライズされたAltium Infrastructure Server(AIS)によって、便利で柔軟性に富むオンデマンドのソフトウェアライセンスが提供されます。無償でダウンロード可能なAISは、Private License Service(PLS)を提供しており、これにはローカルまたは会社全体のネットワークシステムからアクセス可能になります。
Infrastructure Serverは、社内LAN/WANに接続されたPCにインストールし、会社のAltiumライセンスを取得できるよう、またプライベートライセンスサーバにより、インストールされているAltiumソフトウェアに対してネットワーク経由でライセンスサービスを利用できるよう、管理者が設定します。AltiumのWebベースのライセンスサービスから取得したライセンスは最初に、ローカルでアクセスできるようプライベートライセンスに変換されます。
Altiumライセンスサービスのポータルからのライセンスの使用と同じような手続きで、プライベートライセンスサーバで管理されたAltiumライセンスのシートは、ワークステーションソフトウェアの使用中、そのソフトウェアに対して「貸し出し(リース)」が可能です。不要になると「破棄」(ライセンスプールに返却)されます。Altium PLSでは、ライセンスを「ローミング」ベースで管理することもできます。ライセンスシートは、指定した時間、ターゲットPCに貸し出され、ソフトウェアを使用しているPC(ノートPCなど)をネットワークから切り離して、自由に移動できるようにします。ネットワークに接続されたAltiumサーバも、AISによってライセンス認証されます。
The Altium Infrastructure Server (AIS) and its PLS offer the flexibility required by companies that host multiple Altium software installations, with the bonus that the license and seat usage can be configured, monitored and controlled from a centralized AIS – which in turn is hosted on a local LAN/WAN that may be isolated from the internet.
プライベートライセンスサービスを使用する場合、まだ実行されていなければ、最初のステップとしてAltium Infrastructure Serverをインストールしてライセンスする必要があります。
– 「Installing the Infrastructure Server」を参照してください。
プライベートライセンスサービス機能を含むAltium Infrastructure Serverの機能は、適切なInfrastructure Serverライセンスを追加してAISが認可された時点で使用可能になります。このためには、デフォルトのadmin/admin
認証情報を使用してAISにサインインし、Licensesページにアクセス([ADMIN] » [LICENSING])して、AISのインストーラーをダウンロードした時に含まれているライセンスファイルを追加します。サーバは、インポートしたalf
ライセンスファイル、またはクラウドから取得したAISライセンス(使用可能な場合)から「セルフ」でライセンス認証されます。どちらの場合も、自分自身でライセンス認証します。
– 「Licensing the Infrastructure Server」を参照してください。
Once installed and licensed, the AIS can acquire licenses for Altium software from the online AltiumLive License server via the AltiumLive portal. This is performed through the server's License Manager page (ADMIN » LICENSES), by selecting the From Cloud option of the button menu.
AISは、Altiumライセンスサービスのポータルに接続してサインインするように構成する必要があります。これにより、組織によって購入されたライセンスを最初に取得することができます。取得後は、オフラインにできます。そうでない場合は、必要なすべてのライセンスを、インターネットに接続された別のサーバを介して取得し、その後、個別のライセンスファイルとしてローカルのAISに転送することができます。
– 「クラウドからのソフトウェアのライセンスの取得」を参照してください。
Altium Infrastructure Server(AIS)とそのPrivate License Service(PLS)をインストールしてライセンスを取得(上記参照)した後は、PLSによって、サーバ、クライアントアクセス(CAL)、その他のAltiumソフトウェアライセンスなどのAltiumLiveライセンスサービスを、ローカルネットワーク上で提供できるようになります。
デフォルトのPLS構成では、取得したライセンス(デフォルトでは [All Users] アクセスに設定されている)を、ネットワーク上で管理されるAltiumソフトウェアのインストールで使用できるようになります。前述のように、Infrastructure Serverそのものは、インポートしたalf
ライセンスファイルを使用して「セルフライセンス認証」されます。
デフォルトのPLS設定と取得したライセンス構成では、AltiumソフトウェアからPLSに接続すると、使用可能なライセンスへのアクセスが許可されます。集中化されたライセンスサーバ(AIS)を使用して、同じライセンス要件を持つ複数のソフトウェア ワークステーションのライセンスを取得するには、シンプルな配列が理想的です。つまり、単一のマルチシートライセンスによる配列です。Altium DesignerなどのAltiumソフトウェアがPLSに接続する方法については、以下を参照してください。
PLSの設定にアクセスするには、AISブラウザーインターフェースで [License Manager] オプションページを選択します([ADMIN] » [SETTINGS] – [License Manager])。
ブラウザーの [Settings] ページにある [License Manager] のオプションは次のとおりです。
All Users
グループに割り当てられます。提供されるライセンスには、ワークステーションのユーザープロファイルに割り当てられた役割グループに関係なく、AISに接続するすべてのワークステーションからアクセスできるようになります。ライセンスの割り当ては編集可能です。以下を参照してください。このオプションをオフにすると、取得したライセンスがユーザーグループに割り当てられないので、ネットワーク上でアクセスできなくなります。デフォルト設定とは、実際には、Altiumソフトウェア ワークステーションがAISライセンスサーバ(PLS)に接続した時点を意味します。
ソフトウェアユーザー側から見ると、これは適切なライセンスが提供され使用可能になった(貸し出された)ことを単純に意味します。
プライベートライセンスサーバによって構成および公開されたライセンスは、PLSに対するクライアントとして機能する、ネットワーク上のAltiumソフトウェアインストールからアクセスできます。
To access an Altium Designer license provided by the PLS for example, use the Setup private license server option on the License Management page to first establish the connection. Set the Server name and Server port fields to match those of the AIS in the Private License Server Setup dialog. Once Altium Designer is connected to the Infrastructure Server and its PLS, the 'Available Licenses' area of the License Management page will be populated with the list of private licenses provided by the PLS connection, under the category Private Server – Connected to xxx, where 'xxx' indicates the name of the AIS that is serving the licenses.
Altium Designerインストールにライセンスをリースするには、リストから目的のライセンスを選択して、[Use] ボタンをクリックします。または、AISによって管理されるライセンスを [Automatic Leasing] モードに設定して、AISへの初期接続の確立後は、クライアントソフトウェアでユーザーの介入が必要ないようにすることもできます。Altium DesignerはPLSの接続設定を維持し、起動時には接続を再確立させようとします。
選択したライセンスのステータスが変更され、ユーザーによる使用を示すようになります。[Assigned Seat Count] 欄が変更され、1シートのライセンスが取得されたことが反映されます。
When the license has been leased, by either automatic or manual selection in the client software, the Infrastructure Server's Licensing page (ADMIN » LICENSES) will indicate that a seat of the License is in use – shown as an incremented User Count for that license. The license is immediately released if the workstation disconnects from the PLS, the user closes the software, or the license lease is forcibly revoked by the AIS admin using the associated button.
– [Automatic user creation] オプションの詳細については、「Automatically generated User profiles」を参照してください。
Altiumソフトウェアユーザーのライセンスの入手可能性を制御するために、特定のライセンスと定義されたユーザー役割(ユーザーのグループ)を関連付けるように、Altium Infrastructure Server(AIS)を構成できます。実際には、ワークステーションがAISに接続するときに、ライセンスサーバ(PLS)が、そのワークステーションのユーザープロファイルをメンバーとして含む役割に割り当てられたライセンスのみを提供します。
AISの取得したライセンスはデフォルトでは「All Users」に割り当てられますが、使用可能な任意の役割に再割り当てできます。同様に、使用可能な任意の役割にユーザーを追加することもできます。
– AISでのユーザーと役割の操作の概要については、「Users and Roles」を参照してください。さらに詳細な情報については。「Managing Users」を参照してください。
(ユーザーの役割メンバーシップによる)詳細な方法でライセンス配布を管理するには、あらかじめInfrastructure Serverの複数の条件を整えておく必要があります。
AISのユーザーアカウントと役割が確立されると、取得したソフトウェアライセンスを必要に応じて役割に割り当てできます。
次の画像に示す例では、2つのワークステーション(ENGINEERING-2
とENGINEERING-3
)が接続され、一致するユーザープロファイル(Bruce
とNarelle
)が生成されています。2つの役割(Engineering
とQA
)が追加され、これらの役割のメンバーとしてユーザーが追加されています(Bruce
はEngineering
のメンバーで、Narelle
はEngineering
およびQA
の両方のメンバー)。
ライセンスリストを選択して([ADMIN] » [LICENSES])AISによって取得されたライセンスにアクセスし、さらにこれらを目的の役割に割り当てできます。次に示す例では、2つのAltiumソフトウェアライセンスがAISに追加され、最初はデフォルトの All Users
役割に割り当てられています。
To change a license assignment to a more suitable Role, select its button to open the License Edit page, and then the License assignments edit button () to access the Assign to role menu options in the Edit Assignment dialog. In this example, the license has been reassigned to the QA
role.
ライセンスの割り当てオプションは以下を含みます:
When the new license assignment configuration is complete, click to commit the assignment to the selected Role. To delete an existing license assignment use the button associated with its entry.
既存のライセンス役割の割り当てをまとめて表示、および編集するには、ライセンスマネージャーの [Roles] ビュー([ADMIN] » [LICENSES] – [Roles] タブ)を選択します。[Roles] 列の役割名をクリックしてユーザーメンバーを表示します。右側には、そのメンバーに割り当てられたライセンスが表示されます。この例のユーザー、役割、ライセンス割り当ての場合、この集合ビューには、ユーザーNarelle
がQA
役割のメンバーで、上記の割り当てどおり、15シートのライセンスにアクセスできることが示されます。
This view also allows license assignments to be added to Roles, via the button. To assign a license to the Engineering
role in this case, and therefore to the user profiles Bruce
and Narelle
, select a suitable license from the License drop down menu in the Add Assignment dialog, and the change.
ここでは、5シートのライセンスがEngineering
役割とそのメンバー ワークステーションに追加されています。割り当てられたライセンスの詳細を表示するには、そのライセンスに関連付けられた展開オプション()を選択します。
この場合は、(上記のように)既存の割り当てがAll Users
から特定の役割に再割り当てされるのではなく、新しいライセンス割り当てが役割に追加されています。つまり、ここに示す例のように、5シートのライセンスがEngineering
役割に追加されたものの、デフォルトのAll Users
役割にもライセンスがまだ割り当てられたままなので、ライセンスサーバに接続されたすべてのワークステーションにライセンスが表示されます。
Deleting the license's additional All Users
Role assignment will leave the license only assigned to the Engineering
Role, rather than both, and thereby exclusively available to the Engineering
group of Users. To delete an existing license assignment use the button associated with its entry.
この例のライセンス割り当ての結果は、次のようになります。
ENGINEERING-2
上のWindowsアカウント名がBruce
のソフトウェア ワークステーションには、15シートのソフトウェア ライセンスが提供されます。これは、AISでは次の状態であるためです。
Bruce
(Bruce/ENGINEERING-2
)である。Bruce
は、Engineering
役割グループのメンバーである。Engineering
役割には15シートのライセンスが割り当てられている。ENGINEERING-3
上のWindowsアカウント名がNarelle
のソフトウェアワークステーションには、15シートおよび5シートのソフトウェアライセンスが提供されます。これは、AISでは次の状態であるためです。
Narelle
(Narelle/ENGINEERING-3
)である。Narelle
は、Engineering
およびQA
役割グループのメンバーである。Engineering
役割には15シートのライセンスが割り当てられており、QA
役割には5シートのライセンスが割り当てられている。AISベースのプライベートライセンスサーバは、貸し出されたライセンスを強制的に解放する機能や、ライセンスの使用状況を密接に監視する機能など、ライセンスの割り当てと使用状況を管理するための広範な機能を提供しています。
Altiumソフトウェアで使用中のライセンスが正しく解放されない状況のために、PLSは、その貸し出し(リース)を終了させて、使用可能なライセンスシートのプールにシートを返却する手段を提供しています。この状況が発生するのは、ソフトウェアがアクティブであるときにユーザーのPCがスタンバイ状態になってしまった場合や、ソフトウェアが何らかの不具合によってきれいに終了できなかった場合などです。実際には、そのライセンスシートが使用中として登録されたままになるため、別のユーザーが拒否されてしまいます。
To locate the license of concern in this situation, go to the Licenses list in the AIS web interface by selecting ADMIN » LICENSES. Within the list of licenses shown under the Licenses tab, the leasing information for each entry is available by expanding the license entry with the button – use this to find the user that still retains the license seat.
そのユーザーに貸し出されたライセンスを終了させ、ライセンスプールにシートを返却するには、そのユーザーに関連付けられた ボタンをクリックして、[Release seat] ダイアログで操作を確認します。例えばAltium Designerでは、ライセンスが管理者によって強制的に解放されたことがユーザーに通知されます。
この通知はネットワークベースのユーザークライアントのみに適用され、AISもホストするマシン上でライセンスをリースしているソフトウェアユーザー(つまり、Infrastructure Serverと同じPCにインストールされたAltiumソフトウェアを使用している場合)には適用されません。
Altium Infrastructure Server(AIS)には、ライセンスの使用状況を監視およびレポートする広範な機能が含まれており、これらを使用して、Altiumソフトウェアライセンスが組織内で使用されている状況を監査することができます。これは、将来的なライセンス要件を予測し、個々のユーザーの使用状況を判別するために、使用可能なライセンスシートの最適な使用法を確立するために役立ちます。
The AIS license usage features are accessed through the administrator menu under the Reports tab on the License Manager page (ADMIN » LICENSES). This offers a range of reporting options that are accessed by specific tabs within the Reports view. Depending upon the type of information that's required for each report, the associated reporting filters can be applied to tailor the results to include specific Licenses, Roles, Users and time periods.
To filter the usage reporting results to show the license activity of a particular set of Licenses for example, select the licenses of interest from the Licenses drop down menu and click . The filtering action of the options remains in effect while each reporting style tab is selected, allowing you to see usage reports that are constrained to those licenses.
The Report page also offers the option to export the current report to disk in CSV format – compatible with Microsoft Excel and other spreadsheet applications – for administration and accounting purposes. Select the desired report results using the appropriate tab and filtering for your needs, click the button and nominate a location to save the file to disk.
Altiumソフトウェアの操作時には、ユーザーアカウント、ライセンス、シート割り当ての問題に対して、ユーザーはInfrastructureサーバから、さまざまなポップアップの [Error] ダイアログを受信することがあります。
The text for the error codes presented in the dialogs can be modified by editing the contents of the errors.xml
file, which is located in the LicenseManagerService
directory of the AIS installation – typically C:\Program Files (x86)\Altium\Altium Infrastructure Server\LicenseManagerService
.
For example, the XML entry for the default error message generated when the PLS cannot create a synchronized User profile – say, because the PLS Automatic user creation option is disabled – is:
<Error code="4" text="Unable to connect to License Manager. User %USERNAME% has not been found and could not be created because of the server policies. Please contact License Administrator"/>
これを編集することで、次のような [Error] ダイアログを作成できます。CR/LFコード(
)と、関連するユーザー名(%USERNAME%
)などの主要なパラメーターは、必要な場所に含めることができます。
Altium DesignerなどのAltium設計ソフトウェアのライセンス認証に加えて、Altium Infrastructure Server(AIS)はAltiumサーバのライセンス認証にも使用できます。このサーバの構成では、AISは、個々の技術部門の設計データ管理に使用されるようなネットワーク上のAltiumサーバを含む、すべてのAltium製品に対する、集中化されたライセンスマネージャーとして機能します。
このタイプのインストールは、会社の各部門(技術やQAなど)が複数のAltiumソフトウェアをインストールし、設計データの管理目的でローカルの部門サーバを使用するような、大企業に適しています。AltiumサーバとAltiumソフトウェアは、どちらもAltium Infrastructure Server(AIS)のライセンスマネージャー(PLS)のような、集中化された専用のライセンスサーバでライセンスを取得します。
– See the diagram below for a schematic representation of this multi-server arrangement.
部門サーバでローカルユーザーアカウントが設定済みであると仮定すると、以下の場合は、部門のすべてのライセンスを集中化されたAISによって管理できます。
Server licenses are added to the AIS, like any other license, by selecting the From cloud option from the button menu and selecting available licenses from the ALtiumLive License Service.
正しく設定されると、ネットワーク上のAltiumサーバがAISから使用可能なライセンスを自動的にリースするので、AISそのものに対するそれ以上の構成は必要ありません。ライセンスはデフォルトのAll Users
グループに割り当てられたままにできるので、割り当ての [Auto leasing] オプションを選択する必要はありません。
一般的にAltiumサーバは、AISと同じような方法で、自身のセルフライセンス機能によってライセンス認証されますが、この場合は、一元的なライセンスサーバ(AIS)がサーバーライセンスを提供します。AISからネットワーク上で使用可能なライセンスをリースするようにサーバの設定を変更するには、まず、[License Manager] の設定([ADMIN] » [SETTINGS] – [License Manager])で [External PLS] モードを選択します。
このモードでは、(部門)サーバが、[PLS url] および [PLS Port] 欄に指定されたサーバのPLSのアドレスとポートから、ライセンスを取得しようとします。集中化されたライセンスサーバとして機能しているAISのネットワークアドレス/ポートを入力します。上の図の「外部」AISのネットワークアドレスと、それによる部門サーバの外部PLSサービス接続のターゲットは、http://sydpc016
になります。これはAISベースのライセンスサーバのホストPCのネットワークの computer_name
です。
独自のライセンスを内部のPLSから探す設定から、指定された外部PLSサービス(AISライセンスサービス)からライセンスにアクセスする設定に、サーバを切り替える必要もあります。このためには、単純に上の図に示す [Use local license manager for vault licensing] オプションをオフにします。
新しい構成を保存することで()、ライセンスマネージャーに対する変更を確定します。
これで構成済みの部門サーバが、集中化されたAISからライセンスをリースするようになります。これにより(少なくとも)、サーバのライセンスシートの [User Count] が増えていることと、占有されたシートがリモートサーバの内部システム
ユーザーに対して登録されていることが示されます。この例では、リモートサーバは SONY
という名称のPC上でホストされています。
前述のように、大規模なマルチサーバシステムでは、部門サーバがローカルワークステーションに通常のデータ管理サービスを提供しますが、内部のライセンスサービス(PLS)は集中化されたAISにあるライセンスサービスを使用するように「切り替え」られます。つまり、部門サーバとそれを使用するローカルのAltiumソフトウェアの両方のライセンスが、集中化されたPLSサービスによって提供されるのです。
この配置では、部門ワークステーションのユーザーは、既存のユーザーアカウントを使用して、通常どおり「ローカル」サーバに単純にサインインします。ローカルサーバは [External PLS] モードに設定されているので、サインインしたユーザーは、集中化されたライセンスサーバ(AIS)から「リダイレクトされた」ライセンスにアクセスできます。例えば、Altium Designerからサインインした場合、その [License Management] ページには、集中化されたAISから提供された互換性のあるライセンスが自動的にリストされます。
ローカルサーバを介してリモートライセンスへユーザーアクセスを付与するためのメカニズムの一部として、集中化されたライセンスサーバー(AIS)に「同期した」ユーザー名を作成することがあります。これはAISライセンスマネージャー(PLS)の [Automatic user creation] オプションの機能で、この機能は、ローカル(部門)サーバーにサインインするソフトウェア ワークステーションを正しくライセンス認証するために有効にする必要があります。
例として、下の図は、2つのユーザーアカウント(Keith
とStan
)が登録された部門サーバ(SONY
)を示しています。これらは、データ管理サービスにアクセスするためにサーバにサインインするローカルユーザーのアカウントを表しています。このサーバは、前述の複数サーバの画像に示されたローカルの部門サーバの1つを表しており、ここではすべてのライセンスが集中化されたライセンスサーバAISから供給されます。
集中化されたAISから提供されるライセンスをデフォルトの [All User]
アクセス用に設定した場合、これらはサーバを介して、サインインするすべてのローカルユーザーにリダイレクトされます。サーバーユーザがサインインすると、ライセンスがリースされていない場合でも、集中化されたAISのライセンスサービスが「同期された」ユーザーアカウントを自動的に作成します。
下の画像では、Keith
というユーザーがローカルサーバSONY
の自分のアカウントにサインインしており、これが、集中化されたAISからライセンスを供給するように設定されています(sydpc016
)。ここでは、Altiumソフトウェアは集中化されたAISから提供された1シートのライセンスを使用しており、これはKeith SONY
から貸し出されたものと見なされます。これはAISライセンスサーバで自動的に生成されたユーザーアカウントのFirst Name + Second Name
のエントリです。
下に示すように、ローカルサーバのアカウントに対応する2つのAISアカウントが、それぞれのローカルサーバにサインインしたユーザーとして、自動的に生成されています。集中化されたAISでは、ローカルサーバアカウントStan
はAISアカウントSONY:Stan
になり、サーバユーザーKeith
はSONY:Keith
になります。サーバ名はSONY
です。
Once these User accounts have been registered in the AIS they can be edited as needed. Connectivity and Role associations are bound to the account User Name only, so other parameters may be changed to suit. A First and Last name entry change to the AIS account, for example, would be reflected in the name associated with a license leased by Altium software when signed in to its Local Server.
マルチサーバ設定で集中化されたライセンスサーバに同期されたユーザー名は、AISのその他のユーザープロファイルと同じように、役割に追加できます。ユーザーがローカル(部門)サーバにサインインするときに、集中化されたAISから提供されるライセンスは、集中化されたライセンスサービスでその同期されたユーザープロファイルに対して設定された役割とライセンス割り当てによって決定されます。
ここで使用する例では、ライセンスサーバの同期ユーザーSONY:Stan
(ローカル部門サーバSONY
から同期されたStan
ユーザー)がQA
役割に追加され、そこに特定のAltiumソフトウェアライセンスが割り当てられます。ユーザーStan
が自分のローカルサーバーにサインインすると、指定された5シートのライセンスが有効になります。これは、ライセンスサーバー(集中化されたAIS)で、関連するユーザー役割とライセンス割り当ての構成が行われているからです。
これらのユーザー役割とライセンス割り当ては一般的に、ローカルサーバユーザーが最初にサインインしたとき(それによってAISでユーザー同期プロセスが発生したとき)に、ライセンスサーバーの管理者によって実装されます。
ソフトウェアがInfrastructure ServerのPLSに接続できない場合、またはAISで取得および構成したライセンスがソフトウェアで利用可能だと表示されない場合は、システムまたはサーバーの設定がアクセスを妨げている可能性があります。
問題をトラブルシューティングする場合には、以下の点に注意してください。
9780
by default when transferring licensing data on the network. Check that this port has been opened in the host PC's firewall during the AIS installation.お近くの営業所にお問合せください。